
こんなお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
・ビションフリーゼの飼い方
・かかりやすい病気
ビションフリーゼを飼うようになってから犬への愛着が生まれ、現在はミックス犬のポメプーと一緒に暮らしています。

今回は、ビションフリーゼの性格や飼い方、かかりやすい病気について解説します。
ビションフリーゼと一緒に楽しく暮らしていくうえで、知っておいたほうが為になると思いますのでチェックしてみてください。
それでは本題に入ります。
ビションフリーゼの性格
まずはビションフリーゼのプロフィールからご紹介していきましょう。
プロフィール
名 前:ビション・フリーゼ
原産国:フランス
起 源:バルビーとマルチーズの掛け合わせ
体 重:5~10kg
体 高:23~30cm
毛 色:純白のみ(ブラウン等の毛色は認められない)
被 毛:ダブルコートだが抜け毛が少ないのが特徴
寿 命:12~15年
毛色が純白以外、認められないとは知りませんでした。
私が以前飼っていたビションフリーゼは、血統証明書付きでしたが一部にうす茶色のはんてん模様がありましたので。殆ど分かりませんがね。
ちなみに血統証明書を発行しているJKC(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)では、ビションフリーゼの毛色は純白のみで、生後12カ月前までは被毛に僅かなベージュ(シャンパン)の混ざっていても良いものの、この色合いが犬の10%以上を覆ってはいけないとされています。

被毛の構造
犬の被毛の構造は、大きく分けてダブルコート(二層構造)とシングルコート(単層構造)の2通りがあり、一般的にダブルコートの被毛は抜け毛が多いといわれています。
ビションフリーゼは被毛がダブルコートですが、抜け毛がほんと少ないのが特徴ですね!
性格
純白のモコモコした毛並みからとても愛くるしいビションフリーゼは、どんな性格をしているのでしょうか?
ビションフリーゼの主な性格をご紹介します。
✓陽気で活発!家族には穏やか
ビションフリーゼは、とても陽気で人にも犬にもフレンドリーな性格をしています。
怒って吠えたりすることがすることがほとんどないので、ドッグランに連れて行っても他のワンちゃんたちと仲良く遊ぶことできるので安心です。
かしこくて我慢強い面もあるので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して飼うことが出来ます。
ただ、我慢強い半面、気を遣いすぎてストレスを溜めやすい性質も持ち合わせているので、自分のハウス以外に自分の身を隠せるような場所を作ろうとするタイプの子もいます。
お散歩するコースに慣れ親しんだ場所を作ってあげたり、できるだけ運動させてあげてストレスを解消してあげましょうね。
✓素直なのでトレーニングしやすい
従順と言いますか素直に飼い主の言うことを聞いてくれるので、トイレやお散歩のトレーニングがやりやすい犬種です。飲み込みもとても早いのでしつけが楽ですよ!
ただ、ビションフリーゼは甘え上手なので無駄吠えや夜泣きなどを許しがちになると思いますが、幼犬(生後7ヶ月位)のうちにしっかりとしつけておかないと、成犬になってからだと治すのが難しくなりますので、甘やかすことはせず良いこと悪いことはきちんと教えてあげてください。
あくまで飼い主が主人であることを、飼い主自身が忘れないようにしましょう。
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ビションフリーゼの飼い方
✓留守番ができる練習を
気分転換や外気浴を兼ねて、できるだけ毎日15分程度のお散歩を心がけてください。
また、甘えん坊な犬種なので抱っこやおもちゃで遊んだりして、日頃から充分にコミュニケーションを取ることが大切です。
それと、ワンちゃんだけでお家に留守番することが出来るように子犬の頃から意識的に練習して慣れさせておくことも大切です。
ちょっとした買い物などで外出しても無駄吠えしなくなりますので、飼い主さんの不安も軽減しますよ。
無駄吠えするワンちゃんのしつけ方についてはこちらの記事をチェックしてみてください!
↓↓↓↓↓
犬が吠えるのはしつけ方が問題?吠える理由と吠えさせない対策とは?
✓被毛は丁寧なケアが必要
抜け毛は少ないほうですが、よく毛玉ができてしまう毛質です。
また、純白のふわっとした被毛が魅力の犬種なので、毎日のブラッシングは欠かせません。美しい被毛を維持するためにも丁寧なブラッシングを心がけましょう。
また、純白な毛色だけに涙やけが目立ちますので、目ヤニを毎日取るようにしてください。100円ショップでも売ってると思いますが、扇形をしたコーム(くし)で簡単に目ヤニは取れますよ!
定期的なシャンプー&リンスは必須です。体臭がきつい犬種ではありませんが、放っておくと毛がゴワゴワしてきて毛ざわり感も変わってきますので、そうならないためにも必要ですよ。
ご飯を食べた後などは口の周りが汚れやすいので、ペット用のお手入れシートなどでこまめに拭いて清潔な状態を保ちましょう。
✓室内には思わぬ事故を防ぐ工夫が必要
ビション・フリーゼがとくに気をつけたい病気の一つに、膝蓋骨脱臼などの関節トラブルがあります。
滑りやすいフローリングの床を日常的に走り回っていると、関節に大きな負担がかかり、発症リスクが高まりますので、生活スペースは、滑りにくい床材を選びましょう。
表面がじゅうたんのようなタイルカーペットを敷き詰めておけば、ワンちゃんが粗相などをして汚したときでも、簡単に取り外して洗えるので便利ですよ!
あと、あまりジャンプをさせないよう大きな段差をなくしたり、高いところから飛び降りをさせないなどの注意も必要です。
リビングにソファーがあると、ジャンプしてあがったり降りたりすることもありますので、ステップなどで段差を小さくする工夫が必要になります。

また、小型犬は家具のすき間などの狭い場所に入り込むことがありますので、出られなくなりそうな場所や危ない場所には仕切りなどをしてください。
お留守番をさせるときは、サークルやケージなどに入れて安全な環境で過ごせるようにしましょう!
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かかりやすい病気
ビションフリーゼは愛玩犬にもかかわらず、遺伝的疾患のない健康的な犬種ですが、小型犬で毛が多いためにかかりやすい病気があります。
特にかかりやすい病気は以下の3つ。
かかりやすい病気
・急性湿潤性湿疹(きゅうせいしつじゅんせいしっしん)
・膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
・外耳炎(がいじえん)
1つずつ解説します。
急性湿潤性湿疹
急性湿潤性湿疹とは、別名「ホットスポット」と呼ばれる病気で、気温が上がることで体温も上昇し皮膚が蒸れて雑菌が増殖してしまうことで発症します。
病名に「急性」がつくように、一度発症するとあっという間に進行します。
かゆみがあるため、掻きむしったり必要以上に舐める行為が見られます。
それらの行為を放っておくとその部分だけ脱毛したり、出血・膿に繋がりますので、思い当たる行動が見られたらすぐに動物病院で診てもらうようにしましょう。
膝蓋骨脱臼
脱臼は関節のある部位であればどこでも起こる可能性がありますが、中でも犬に多いのが膝蓋骨脱臼です。「パテラ」とも言われます。
膝蓋骨とは、一般的に「膝のお皿」と呼ばれる部分のことです。
通常、膝蓋骨は大腿骨内にある「滑車溝」というくぼみにはまっているのですが、その溝から膝蓋骨が外れた状態を膝蓋骨脱臼と言います。
メスの方が発症しやすく、発症率はオスの約1.5倍だと言われています。
また膝蓋骨脱臼には「外傷性」と「先天性」があって、外傷性は交通事故や高いところからの飛び降りや転倒などが原因で起こります。
先天性の場合は、生まれつき膝関節のまわりの筋肉や靭帯に異常があることが原因で、子犬のときから発症していることもあれば、発育にともなって発症してくることもあります。
運動などでしっかり筋肉をつければある程度予防できるとは思いますが、完全な予防は難しいのでジャンプさせないように室内を工夫したり、肥満にならないように食事の量やおやつのあげ過ぎに注意してください。
外耳炎
外耳炎とは、耳の穴の「外耳」という部分に炎症が起こる病気です。
湿気がこもることで菌が繁殖したり、耳ダニなどの寄生虫が増えたりすることで発症するため、垂れ耳のビションフリーゼは要注意です。
外耳炎になるとかゆみや痛みが出てくるので、頭をブルブルッと振ったり床に押し付ける仕草が見られます。また、耳垢が増えてくるため臭くなります。
耳の洗浄液などを使って定期的に耳掃除をしてください。
見た目や臭いが気になったら、早めに動物病院に行って獣医師に診てもらうことをオススメします。
まとめ

ビションフリーゼの性格と飼い方やかかりやすい病気を見る限り、とても飼いやすいワンちゃんであることがお分かりになられたと思います。
私も以前飼っていましたのでよく知っていますが、ビショフリーゼの性格は記事のとおり「陽気で活発でとてもフレンドリー」「従順で穏やか」でしたね。
飼い方については「お留守番が出来る練習」「被毛の丁寧なケア」「室内において思わぬ事故が起こらない工夫」をする必要がありますのでお忘れなく。
「急性湿潤性湿疹」「膝蓋骨脱臼」「外耳炎」といった3つの病気になる心配がありますので、日頃から気をつけて育てていかれるようにお願いします。
愛犬が1年でも長生きできるように飼い主のサポートは欠かせませんのできちんと見守ってあげましょう!
もし、不安や悩みがあるときはペットの悩み解決掲示板【DOQAT】を活用して、楽しいペットライフを送ってくださいね。
今回は以上です。