
こんなお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
・噛み癖を治す方法について解説。
・噛み癖防止グッズを紹介。
今回は、犬の噛み癖を治すためのしつけ方についてご紹介していきます。
本記事を読み終えると、犬の噛み癖を治せる方法や噛み癖を治すグッズが分かりますので、愛犬へのしつけ方を発見することができるはずです。
もくじ
犬が噛むのには理由がある
犬が噛む理由はさまざまですが、大きく分けると下のような感じになります。
まずは、これらを理解してあげることから始めていきましょう。
✓犬が噛む理由5つ
②.恐怖心から逃げたいとき
③.かまってほしいとき
④.体のどこかに痛みや痒みがあるとき
⑤.歯が痒いとき
1つずつ解説していきましょう。
①.「縄張り意識」や「支配欲」など本能的なもの
犬は自分の大切なものを他の者に取られたくないという支配欲から、本能的に人やモノを噛んでしまうことがあります。
ご飯を食べている最中に、撫でてあげようかと頭の辺りに手を近づけていくと、噛み付こうとしたり唸ったりするのがこの典型的な例ですね。
なので、食事中のワンちゃんに手を近づけるのはとても危険な行為になりますので注意してください。
また、犬は縄張り意識の強い動物です。
そのため、自分の縄張りに勝手に侵入しようとするものに対して、噛み付いたり、吠えるなどして必死に守ろうとします。
②.恐怖心から逃げたいとき
犬は恐怖心から噛み付いてしまうことがあります。
これは、怖がりで神経質な性格の犬や社会化トレーニングの途中の犬などに多く見られます。
また、苦手なことなどに直面したりすると、それから逃れるために噛んでくる犬もいます。
犬の感情はしっぽを見ていればすぐ分かりますよね!
しっぽが下に垂れ下がっているようなときは怖がっているケースが多いので、あまり刺激しないことが寛容です。
③.かまってほしいとき
飼い主さんの気持ちとは裏腹に、犬は飼い主さんにかまってほしいときがあります。
犬に噛まれたときに、飼い主さんが「痛い!」といって手を引っ込めたにもかかわらず、犬はそれを「飼い主さんがかまってくれた」と誤解してしまうんです。
なので「噛めば飼い主さんはかまってくれる」と学習し、その犬にとって噛むことがコミュニケーションの手段となってしまうのです。

④.体のどこかに痛みや痒みがあるとき
普段の生活の中でスキンシップやお手入れをしている最中に、犬が突然噛み付く場合は痛みや痒みなどが原因のケースが考えられます。
身体のどこかに痛みや痒みを感じる場所があり、触られたときの不快感から噛み付いてしまうのでしょう。
こういう場合は一度、犬の身体を隅々までくまなくチェックして原因を見つけることをお勧めします。
動物病院を受診してください。
⑤。歯が痒いとき
これは、歯が乳歯から永久歯に生え変わる際に歯が痒くなる症状で、子犬のときに現れます。
一般的には「甘噛み」と言われている症状ですね。
この場合の甘噛みは、犬が成長するうえで仕方がないことなので、噛んでも大丈夫なオモチャなどを与えて、うまく対処してあげてください。
ペットショップに行くとよく見かけることがあると思いますが、子犬たちは遊びの延長で、甘噛みをしてしまうことがあります。
そもそも子犬は犬同士のじゃれ合いの中で、相手に噛まれて初めて「痛い」と感じて噛む加減を覚えていくんですね。
なので、生後数か月で兄弟姉妹たちから引き離された子犬の場合、誰かに噛まれることもないまま成犬へと成長していきますので、噛み加減が分からずに甘噛みを続けてしまうことがあるんです。
また、子犬が甘噛みをしたときに、飼い主さんが「痛い!」と言ったことを「かまってくれた」と勘違いして、甘噛みが癖になることも意外と多いんです。
このように、犬が人やモノを噛んでしまう理由はたくさん考えられます。
犬が噛む行為、いわゆる噛み癖は、ケガやトラブルの元に繋がるので、それぞれの理由に合った対策をとることがとても大切です。
注意ポイント
飼い主の義務として法律に定められている年一回の狂犬病予防接種は、必ず受診いただくようにお願いします。
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噛み癖を治す方法
ここでは、犬が噛んでしまいがちなケースごとに、その理由と対処法についてご紹介していきます。
✓犬が噛んでしまいがちなケース3つ
その②:シャンプーやドライヤーなどお手入れの最中に手やブラシを噛んでくる。
その③:散歩中にリードを噛んでくる。
1つずつ、ご紹介していきますね。
その①:飼い主の手や服を噛んでくる
リビングでくつろいでいるときなどに、犬が突然飼い主さまの手や足、洋服の裾などを噛んでくるときは、「かまってほしい」と感じているケースがほとんどです。
こういうときは、飼い主さまは犬に対して何の反応も示さず、慌てることなくその場をサッと離れてください。
または、噛んでもいいオモチャを使って遊んであげてください。
遊びたい気持ちを満足させてあげることで、噛み癖を予防できることもありますので、色々と試してみてください。
その②:シャンプーやドライヤーなどお手入れの最中に手やブラシを噛んでくる
犬は「嫌なものから逃れたい」と感じると、身近なものを噛んだり噛むようなしぐさを見せることがあります。
犬からしてみれば、シャンプーやブラッシングなどお手入れは”恐怖”でしかないのかもしれません。
噛む行為は一見攻撃性を感じますが、その一方でそこから早く逃れようとする逃避的な意味の行動でもあります。
なので、噛まれた瞬間その行為を止めてしまうと「噛むことで嫌なものが遠ざかった」と勘違いすることにつながり、お手入れのときに噛むことが習慣になってしまうおそれがあるので注意してください。
例えば、ブラッシングのときに噛むワンちゃんには、まず「ブラッシングはおやつが貰えるから楽しい」と覚えさせることが重要です。
ブラッシングをするときはおやつを与えながら行い、ワンちゃんに触れやすいところからブラッシングしてみましょう。
それでも嫌がる場合は、まずはブラシを見せるだけでもOK。
根気のいる作業ですが、おやつを与えながら少しずつブラッシングできる場所を増やしていくのがポイントです。
その③:散歩中にリードを噛んでくる
これは、リードにコントロールされるのが苦手な犬に多く見られ、嫌なことから逃れるための行動の一種です。
この場合は、リードを噛めない状態にするのが効果的です。
まず、犬がリードを噛もうとしたら、即座にリードを地面と垂直になるように引き上げてください。
このとき、噛まずにいれたら、おやつを与えるなどして必ず褒めてあげてください。
それを根気よく繰り返し行うことで、リードを噛まないようになります。
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噛み癖グッズの紹介
ここまで、ワンちゃんの噛み癖を治す方法・しつけ方についてご紹介してきました。
完全とはいかないまでも、噛み癖が治ってきたと実感できれば、今回のミッションは達成されたようなものです。
私も、実際に使っているグッズですが、このグッズを使うようになってからは、噛み癖はかなり減ったように感じています。
その商品名は「コング」です。
コングといっても、色や形状、サイズと色んな種類の商品がラインナップされていますので、買う時に悩んでしまいそうですが、ワンちゃんの体に合ったサイズのものを選んであげれば良いかと思います。
まとめ
犬が人やモノを噛んでしまう理由やシーンは、数多くあることが分かりましたね。
愛犬の噛む行為をやめさせるためには、まずは「なぜ噛むのか」を考え、その理由に合った方法でしつけることがもっとも効果的な方法だあということを理解できたと思います。
また、子犬の場合は、甘噛みからしっかりしつけていくことが大切です。
子犬のうちから無駄に噛むことを覚えさせないようにして、愛犬と良好な関係を築いていきましょう。
この他にも、噛みグセや吠えグセを治すしつけ方については、下記の記事もご用意していますのでチェックしてみてください。
>>犬が上手にトイレをするには?トイレのしつけはこれで解決!
>>犬の噛み癖はしつけ方にあった!グッズを使って上手にトレーニング。
今回は以上です。