
こんなお悩みにお答えします。
✓本記事の内容
・パピヨンの飼い方
・かかりやすい病気
ビションフリーゼを飼うようになってから犬への愛着が生まれ、現在はミックス犬のポメプーと一緒に暮らしています。

今回は、パピヨンの性格や飼い方、かかりやすい病気について解説します。
パピヨンと一緒に楽しく暮らしていくうえで、知っておいたほうが為になると思いますのでチェックしてみてください。
それでは本題に入ります。
パピヨンの性格

出典:https://www.min-petlife.com/
まずはパピヨンのプロフィールからご紹介していきましょう。
プロフィール
名 前:パピヨン(Papillon)
原産国:フランス
体 重:3~4.5kg
体 高:20~28cm
毛 色:パーティカラー(2色の被毛)かトライカラー(3色の被毛)の2種類で
毛 色:白色をベースに黒や茶色、赤茶色の混色で構成
被 毛:シングルコート
寿 命:12~15年
パピヨンとはフランス語で「蝶」のこと。耳の飾り毛が蝶の羽のように見えることから、その名が付けられたそうです。
フランス国王ルイ16世の王妃だったマリー・アントワネットにもとても愛された犬としても有名。
一説によると、マリー・アントワネットが死刑台に上る直前まで抱いていたのが、このパピヨンだったそうです。
見た目の特徴は、小さな顔にピンっと立った大きな耳ですね! 長く伸びた毛は艷やかでとても上品なワンちゃんに見えているのは私だけじゃないでしょうね。
世界中で愛玩犬として有名なだけあります。
性格
フランスの貴族の間で愛玩犬として可愛がられてきた気品のあるパピヨンは、どんな性格をしているのでしょうか?
パピヨンの主な性格についてご紹介します。
✓聡明で自我が強い
イギリスのある研究機関によると、知能指数(IQ)が小型犬の中では一番だったという報告もあるほどに賢い犬です。
ただ、頭が良い分、自我が強く飼い主を見下すこともあるため、幼犬期からきちんとしつけることが大切です。
可愛いからといって甘やかしすぎると、わがままな子になってしまうので子犬の頃からしっかりと信頼関係を築いてダメなことはダメと教え込むことがポイントです。
✓人懐っこくて甘えん坊
陽気で人懐っこく、飼い主以外の人間や他の犬に対しても警戒心を抱くことはほぼないので、無駄吠えも少ない犬種と言えます。
また、仲間意識が強く一人にされるのが嫌いなところがあります。
なので、お留守番が苦手な部類に入りますね。
活発で好奇心旺盛なので、一緒に遊ぶときには音が出るクッションボールを投げて取ってくる遊びだったり、噛んだら音が出るオモチャを取り入れるのもおすすめです。
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パピヨンの飼い方
✓走り回れる環境を与える
パピヨンはとても活発で運動が大好きな犬種です。そしてとても走るスピードが速いという特徴もあります。
室内犬のパピヨンにとって、狭いサークルやゲージで過ごすだけではストレスが溜まってしまいますので、できるだけ毎日の散歩や、週末はドッグランなどに連れていって沢山走り回れる環境を作ってあげてください。
✓ブラッシングだけでトリミングがいらない
パピヨンは下毛のないシングルコートなので抜け毛は少なめですが、同じシングルコートのトイ・プードルに比べるとやや多いといえます。
ブラッシングは週に2〜3回程度で、トリミングをする必要がないのでお財布にとても優しい犬種です。
定期的なシャンプー&リンスは必須です。体臭がきつい犬種ではありませんが、長毛なので放っておくと毛にホコリや汚れなどがまとわりついてきて毛ざわり感も変わってきますので、そうなるまえに体を洗ってあげてください。
✓温度調整には気をつける
パピヨンは暑さ寒さに弱い犬種ですので、室内の温度調整には気を付ける必要があります。
日本の夏の暑さはとてもエアコン無しで我慢できる気温では有りません。
ちょっと外出する際には、パピヨンが熱中症にならないためにも、除湿やクーラーをセットしてから出掛けるようにしましょう!でなければ恐らく熱中症にかかりますのでご注意を。
✓室内には思わぬ事故を防ぐ工夫が必要
パピヨンは脚と骨が細いので怪我をしないように、フローリングにカーペットを敷いてあげるなど、飼育環境を整えてあげてください。
表面がじゅうたんのようなタイルカーペットを敷き詰めておけば、ワンちゃんが粗相などをして汚したときでも、簡単に取り外して洗えるので便利ですよ!
パピヨンはとても活発なので、ソファなど段差のあるところを軽々とジャンプします。
足を踏み外して怪我しないように大きな段差をなくしたり、高いところから飛び降りをさせないなどの注意も必要です。

パピヨンは非常に飼いやすい犬種の上位にランクインされているくらいですので、これから犬を飼ってみたいと思われている方には、頼もしいパートナーになってくれると思いますよ!
この他の犬種にも興味がある方はこちらをどうぞ!
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かかりやすい病気
一般的に、小型犬は他の犬種と比べて遺伝性疾患を抱えている場合が高い傾向にありますが、パピヨンは小型犬としては例外的に遺伝性疾患が少ない犬種です。
その理由は、パピヨンのもともと先祖犬も大きい犬種ではなかったことに加えて、400年以上という年月をかけてゆっくりと現在の小さな姿に変化してきたことが挙げられています。
そういった中で、特にかかりやすい病気は以下の3つ。
かかりやすい病気
・眼瞼内反(がんけんないはん)
・膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
・アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん)
1つずつ解説します。
眼瞼内反(がんけんないはん)
「眼瞼内反(がんけんないはん)」とは、逆さまつ毛のことで、眼瞼内反症はまつ毛が眼球に当たることで角膜が炎症を起こしてしまう病気です。
主な症状としては、まぶたが内側に巻き込まれることで、まつ毛が眼球に触れてしまい、角膜の表面を擦ってしまい、まつ毛の刺激により不快感や痛み、かゆみが現れ、涙や目やにが出ることもあります。
悪化すると角膜が傷つくことで角膜炎や結膜炎が発症する病です。
症状が現れたまま放置していると、角膜が白く濁ったり黒く色素沈着が見られるよにうになったりして、内反症そのものを治療しても角膜炎や結膜炎が治り難くなります。
主な原因は、先天性・加齢性・痙攣性の3つです。
いずれが原因の場合も、まぶたの皮膚の過剰・たるみ、皮下の筋肉の筋力低下などで起こります。
根本的な完治のためには、外科手術による瞼の矯正が必要になりますが、瞼の内反の程度が軽ければ、角膜や結膜を刺激しているまつ毛を抜いたり点眼薬を使用したりといった、内科的治療で改善が見込める場合もあります。
おかしいと気づいたら速やかにかかりつけの獣医者に受診するように!
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
脱臼は関節のある部位であればどこでも起こる可能性がありますが、中でも犬に多いのが膝蓋骨脱臼です。「パテラ」とも言われます。
膝蓋骨とは、一般的に「膝のお皿」と呼ばれる部分のことです。
通常、膝蓋骨は大腿骨内にある「滑車溝」というくぼみにはまっているのですが、その溝から膝蓋骨が外れた状態を膝蓋骨脱臼と言います。
メスの方が発症しやすく、発症率はオスの約1.5倍だと言われています。
また膝蓋骨脱臼には「外傷性」と「先天性」があって、外傷性は交通事故や高いところからの飛び降りや転倒などが原因で起こります。
先天性の場合は、生まれつき膝関節のまわりの筋肉や靭帯に異常があることが原因で、子犬のときから発症していることもあれば、発育にともなって発症してくることもあります。
運動などでしっかり筋肉をつければある程度予防できるとは思いますが、完全な予防は難しいのでジャンプさせないように室内を工夫したり、肥満にならないように食事の量やおやつのあげ過ぎに注意してください。
アレルギー性皮膚炎(あれるぎーせいひふえん)
人間も罹患してしまうアレルギー性皮膚炎は、ワンちゃんもなりやすい病気です。
アレルギー性皮膚炎は、アレルギー体質のワンちゃんがアレルギー症状を引き起こす原因物質「アレルゲン」に触れることで、体内の免疫機構が過剰に反応するため生じます。
慢性的な病気で根治が難しいため、長い目で付き合っていく必要がある病気です。
アレルギー物質が原因の皮膚炎ということで、炎症による痒みが主な症状です。
炎症が起こる主な部位は、耳や脇、股、足先、口や目の周りなどで、症状が進行すると皮膚に赤みや脱毛、小さな発疹が現れてきます。
傷口から細菌が感染して、症状が悪化することもありますので十分注意してください。
食物アレルギーの場合は、皮膚の症状以外にも外耳炎や消化器症状を引き起こす場合がありますし、接触性アレルギーの場合は、原因になるアレルゲンと接触した部分に炎症が現れますので、どの部位に異常が見られるのかしっかりと見てあげてください。
アレルギー性皮膚炎に発症した場合、基本的には対処療法になります。
発症したあとのことを考えるのも大切なことですが、まずはかからないように予防する方法を考えていくのが専決事項です。
予防法としては、まずは原因となるアレルゲンを遠ざけることです。
例えば、ノミがアレルゲンなら、ノミの駆虫剤を定期的に使用することで予防することができます。
まとめ
パピヨンの性格と飼い方やかかりやすい病気を見る限り、とても飼いやすいワンちゃんであることがお分かりになられたと思います。
私も初めて知ったのですが、トリミング費用が不要というのはとてもコスパに優れた犬種だとも言えます。
パピヨンがかかりやすいとされる「眼瞼内反」「膝蓋骨脱臼」「アレルギー性皮膚炎」といった3つの病気になる心配がありますので、日頃から気をつけて育てていかれるようにお願いします。
愛犬が1年でも長生きできるように飼い主のサポートは欠かせませんのできちんと見守ってあげましょう!
もし、不安や悩みがあるときはペットの悩み解決掲示板【DOQAT】を活用して、楽しいペットライフを送ってくださいね。
今回は以上です。