世界には様々な通貨が存在し、それぞれ特徴があります。
値動きの安定している通貨や激しく動く通貨、スワップが高い通貨、低い通貨など、各国の通貨は、それぞれの国の経済状況や政治背景などによって大きく左右されるので、取引したいと思ったら、まずは、その国の情勢や将来の動向をよく理解することが重要になってきます。
[chat face="ゴリラ1.jpg" name="おつまみ" align="right" border="gray" bg="gray"] 因みに、私はドル円、トルコリラ円、メキシコペソ円の3つを取引しているけど、メキシコペソ円がお薦めかな。[/chat]
スワップポイント計算方法
FX会社のサイトを見ると、殆どの会社で主要各国の為替レート、スワップポイント、政策金利が一覧表で見れるようになっています。為替レートは取引によって、金利は政策によって変化するということは理解しやすいかと思いますが、では、スワップポイントはどのように算出されるのでしょうか。
FX業者によって、その計算方法には多少の違いがあるようですが、基本的には以下のような計算をしています。
(1)1年間のスワップ金利=為替レート × 保有通貨数 × 金利差
(2)1日のスワップポイント=1年間のスワップ金利 ÷ 365日
FX会社が提示しているスワップポイントの一覧は、一般的に(2)の1日のスワップポイントです。一覧表の下などに但書きがあるかと思いますが、多くの場合、そのスワップポイントは1万通貨を保有した際の金額となっています。
FX会社によっては、1日に受け取れるスワップポイントを掲載している場合もあり、為替レートによっては100,000通貨保有時のスワップポイントで表示されている場合もありますのでスワップポイントを確認する時は注意してください。
また、スワップポイントがいくらになるかは、取引通貨間の金利差と為替レートの2つによって決定されます。当然ながら、この2つの要素は変動するので、それにともなってスワップポイントも変化します。
スワップポイントの計算例
実際に、トルコリラ/円で1万通貨の取引を行った場合を例にとって計算してみました。
・政策金利: 日本 =-0.1% トルコリラ=16.5%
・為替レート:1トルコリラ=19円
(1)1年間のスワップ金利は、
19 × 10,000 × { ( 16.5 - (-0.1) ) / 100 } = 31,540円
(2)1日のスワップポイントは、
31,540 ÷ 365 = 86.4円このように算出することが出来ます。
(3)為替レートが下がった場合
1トルコリラ=19円から16円に下がると、スワップポイントは86.4円から72.7円に減ります。
(4)金利が上がった場合
為替レートはそのままに、金利が16.5%から20.0%に上がると、スワップポイントは86.4円から104.6円に増えます。
高スワップの通貨に限定して年間スワップポイント獲得金額を調べて見ましたので、為替レートの推移(1980年~)と共にご覧になりたい方はこちらをどうぞ。
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スワップポイントの計算方法の注意点
スワップポイントの計算方法の注意点は金利差と為替レートの2つです。
スワップポイントはメリットも大きいですが、デメリットになるケースもあるため、デメリットをしっかり把握して取引することが重要です。
デメリットを知らずに取引していると、スワップポイントを受け取れず、支払う必要が出てきたり、受け取れるスワップポイント以上の赤字が発生する恐れがあります。
スワップポイントの計算方法の注意点①:金利差
スワップポイントの計算方法の注意点の1つ目は金利差です。スワップポイントは為替レートや金利差によって発生しますが、金利差はマイナスになる場合がありますので、気を付けてください。
例えば、ドルの金利が5%、円の金利が0.1%の場合、ドルを買えば5-0.1=4.9となり、金利を受け取れますが、逆にドルを売る場合は0.1-5=-4.9となるため金利を支払う必要が出てきます。
スワップポイントの計算方法の注意点②:為替レート
スワップポイントの計算方法の注意点2つ目は為替レートです。
これは、取引を開始した為替レートが変動して、資金がマイナスになる恐れがあるということです。
トルコリラや南アフリカランドを買った場合には、高い金利を受け取れますが、新興国ということもあり、通貨価値が下がりやすい傾向にあります。
そのため、受け取れるスワップ金利以上にマイナスになる場合があるので注意が必要です。